1.多様性は『玉手箱』を開く鍵

多様性(diversity)が、ビジネス用語として使われはじめた頃は、社会的弱者
(マイノリティ)の雇用拡大という、かなり政治的な意図がありました。

今では人種や性別からはじまり、年齢、性格、学歴、価値観にいたるまで多様
な「アイデンティティ」を広く受け入れる『社会の価値観』に変わりつつあり
ます。でも、そこには「受け入れる」という言葉が示すように、秩序だった
「既存の組織」が「部外者」を受け入れるという側面もあるように感じます。

​......   2015.9.28.

2.globalforceに輝いてもらうために

既に、日本のトップ企業の多くで、たくさんの留学生たちが雇用されています。

日本人に交じって、普通に採用試験を受け【狭き門】を通過し入社しています。

今まで、さまざまな業界の大手企業の方にお話を伺いましたが、特に留学生枠
がある訳ではなにのに、私感ではありますが、採用の「3~5%」がいつの間
にか外国人になっているという感触です。某商社では、気が付けば採用の過半
数が外国人と女性になりつつあるほどです。

......2015.10.7

3.globalforceが直ぐに辞めると感じる会社、感じない会社

留学生を含めたglobalforce(高度外国人)へのインタビューやアンケート、企
業へのヒアリングをしてみると、かれらの『転職』の理由には「個人の資質」
と「企業の受け入れ態勢」双方において、さまざまな要素が絡み合っている
ことが分かります。

つまり、どちら側にもその結果を導き出してしまう理由があります。

従業員側の理由が、『血液型診断』的に「彼らは外国人だから」と固定化して
「個人の資質」にあると考えないでください。どちらかというと『星座占い』
的に「個人の資質」と「めぐり合わせや環境」によって結果は大きく異なりま
す。......2015.10.14

4.異国での就職

異国の地で生活をした経験はありますか?

その地で働き、生計を立てた経験は?


想像してください。その国に留学し、その国で働くことを…。

言葉もそんなに上手に話せない。その国の習慣も知らない。冷たい目線を感じ、バカにされることさえある。

その中、あなたは「一人」。
希望や野心はあっても、不安を感じない人はきっといないでしょう。

......2015.10.20

5.日本人はいつ勉強するのか?

近年、日本人の学力レベルの低下が問題視されています。以前は、英語は不得意だが、理数系には強いというのが日本人の一般的なイメージでした。ところが、最近はどちらも『弱い』と感じます。

多くの外国人留学生たちと会話して、一番初めに言われることは「日本人はいつ勉強しているのか?」ということです。特に、中国や韓国から来ている留学生で、現地で大学を卒業している人は、大学時代や受験の際に猛勉強をした話をしてくれます。

   ...... 2015.10.29

6.日本だって多言語だった?!

以前、ある先輩が、ご自身の結婚式の話しをしてくれました。

その先輩は鹿児島かどこか九州の出身、奥様のご実家はたしか青森だったと思います。
初めてご両家で顔を合わせた際、とんでもないことが起こったそうです。

な、なんと言葉が通じなかったのです。

......2015.11.5

7.イギリスへと旅立った留学生

私の知っている留学生の一人に、パキスタンから来た女性がいました。


少々変わり者ではありましたが、とても明るい子で、ある勉強会のツアーで南アフリカに一緒に行ったとき、かなり振り回された記憶があります。

彼女は、日本語は「とても変な言葉だ」と話していました。私は、だから微妙で多彩な表現ができるんだ。それに、日本人は皆日本語を話せるのだから、覚える気になったら覚えられると説明しましたが、納得できない様子でした。

......2015.11.12

8.訳せない言葉

ノーベル賞受賞者のワンガリ・マータイさんが、日本語の「もったいない」という言葉に感銘し、2005年の国連女性地位委員会で「もったいない」と出席者全員で唱和したことで、世界中に”MOTTAINAI”という言葉が広がりました。

この「もったいない」に相当する「言葉」は、他の言語にはないそうです。

また般若心経は、サンスクリプト語で書かれていた経典をあの有名な三蔵法師が中国語にしたものですが、一番最後にある『羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶』という言葉も実は、適当な言葉が中国語になく、そのままの「サンスクリプト語の音」を記載したものだそうです。

 ......2015.11.17

9.引かない手綱(たづな)は緩む

私は「野武士」と言われたメーカーの出身のため、いつも設計や現場の人たちの頑張りに対して、絶大なる信頼と、熱い思いを感じていました。工場の現場には、飾りっけもない、ときに暗い事務所の中、夜中まで蛍光灯の下で黙々と仕事をこなす人たちがいます。

 

私は、彼らの責任感と職人魂のようなものに、同じ仲間としてちょっと感動したりしていました。そのため海外駐在をしていたときは、「売る」ということに対しての思いは
とても強く、少しでも現場の人たちの苦労に報いたいと思いながら仕事をしていました。

 ......2015.11.26

10.摩訶珍の真髄を知る

当研究所が、globalforce(高度外国人)の採用・活用をする企業のご担当者
さまに、一番初めにい覚えて頂くようにお願いしている言葉は『摩訶珍』です。

これは異文化育ちのglobalforceとのコミュニケーションの中で、想定外、
理解不能、意味不明の彼らのリアクションを冷静に受け止めるための『おまじ
ない』です。

頭に血が上り、冷静な判断や反応ができなくなりそうなときに、「これは
摩訶珍、これは摩訶珍…」と心で唱えると、冷静さを取り戻せる不思議な力
がある…と当研究所では考えています。(f^^;) .....2015.12.3

11.”英語もどき”

先月のセミナーにご出席頂いた、とある企業の方から『日本人従業員のリテラシーをアップするための、外国人留学生のインターンシッププログラム』のアドバイスを求められました。

今まで「自社をより理解してもらうためには?」「インターンの資質を見極めるためには?」「現場とのコミュニケーションを深めるためには?」というご相談は受けたことがありましたが、全く別の視点でのご相談で、いろいろと調べましたが、良い事例はありませんでした。

そこで、当研究所も視点を変えて「日本人従業員のリテラシーをアップする」という点にフォーカスして、英語が不得意だと思い込んでいる日本人従業員の方々に、留学生とのコミュニケーションを深める方法をご提案致しました。

外国人留学生のインターンシップを成功させるために、日本人従業員の皆さまの「英語はできない」と自分自身にかけていた暗示を取ることが重要だからです。

                                                                                                                        .....2015.12.7

12.”Let’s have a party!”

globalforce(高度外国人)の活用にあたって、最大の障壁になるのが私たち日本人のコミュニケーション能力です。「合コン」なるものができる前は、初めての男女が会って会話する場さえなかった日本人は、どうも初めての人に対してたじろぐ癖があるようです。

学生時代アメリカで、私が友達と遊んでいると”Let’s have a party!”と、突然叫んだかと思うと、その友達があちこちに電話を掛けました。すると友達の友達、友達の彼女、等々、会ったこともない人たちが続々と集まって、別々に、いや好き勝手に、飲み物を持ちながらニコニコして会話をするのです。

                                                                                                                        .....2015.12.10

13.言葉は文化

個人的な意見ですが、社内の公用語を英語にする会社に疑問を感じます。たしかに、英語という言語を使ってコミュニケーションできることは、これからどのような仕事をするにしても『常識』にならなくてはいけないと思いますが、社内の公用語を英語にしてはいけない。

言葉は文化です。文化があるからこそ、尊敬される。

アメリカ人と話をすると、よく出身が話題になることがあります。でも、彼らの言う出身とは、祖先の出身です。自分のルーツが、どの国のどの地方からやってきたのかを語り合うのです。また歴史の浅いアメリカにとっては、歴史のある国々に対して、ちょっとした『劣等感』があったりします。

                                                                                                                        .....2015.12.17

14.グローバルスタンダード

私の嫌いな言葉の一つが「グローバルスタンダード」です。

【ウィキペディア】になかなか良いことが書かれていたのでご紹介します。
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グローバル・スタンダードは、国際標準から派生して生まれた言葉であり、比喩的な表現である。「グローバル・スタンダード」という言葉が、日本で多用されるようになったのは1997年以降であり、日本国外ではあまり使用されない和製英語といわれている。

みずほ総合研究所は「グローバル・スタンダードという言葉は、国際標準に類似した概念を、工業規格・会計基準などにとどまらず、企業活動・メネジメント手法・経済システムなどにまで対象を拡張させて使用されている。注意する必要があるのは、経営手法・経済システムに市場占拠率などなく、国際的な取り決めによる一定の標準・ルールがあるわけではない」と指摘している。
 

                                                                                                                        .....2015.12.24

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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