もったいない
「もったいない」に相当する言葉は英語はないそうです。
以前、国連の女性が、この言葉を世界に広めてくれて「もったいない」は世
界語になりました。
また日本語の「〇〇さん」は、男性にも、女性にも使える敬称で便利なため、
文章の頭にMarry-sanと書いても相手の人は分かってくれたりします。
フランス人は、とてもお高くとまっていて英語を話さない...なんて言われま
すが、「気位が高い」ということではなく、かつてフランス語が世界の公の
場使われる機会が多かったことに由来し、英語を学ぶ必要がなく、話せなか
ったとも言われています。国際間の条約ではフランス語を利用することが昔
は多かったそうです。フランス語は語彙が豊富で、誤解のない文章を作るの
に適していた...とのこと。
このように、言葉なんて言うものは、完璧にイコールにすることはできない
訳です。
ところが、日本の英語教育は、英語と日本語を並列に並べられるものと教え
る為、真面目な日本人は、上手に訳すことができず、苦手意識が生まれてし
まう。
第一、良く紹介しますが、日本語には過去形はありますが、過去分詞なんて
存在しません。ですからGoogleで過去形と過去分詞の英語を日本語に翻訳す
ると同じ言葉になってしまうのです。
ですから、おおらかに構えているのが一番良いのです。
言いたいことが伝われば、テスト的には落第点かもしれませんが、実際には
100点なのです。それをマイナス点だけに囚われてしまい、話すことを辞め
てしまえば、実社会では0点どころかマイナスです。
私たちは、本を出版する訳でも、国家間の条約を作るのでもない訳です。
ですから、気を楽にして、話す訓練をしましょう。
これが、外国人従業員との関係を築くのに、最も大切なことです。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
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