• operator

外国人従業員と「ぬかみそ」

更新日:2020年7月22日

子供の頃、転校生は特別な存在でした。お互いに知っているクラスの中に、

突然「知らない人」が入ってくるのですから、受け入れる側も、転校生自

身も、距離感を持ってお互いの様子を見たものです。


受け入れる側には、既にクラス独自の文化が存在しています。子供であっ

ても、社会性というものがあり、リーダー的な子、やんちゃな子、静かな

子、etcいろんなタイプの子供たちが、どうしたら仲良く過ごせるのか考え

ながら学校生活を送っていました。一種の安定状態です。


そこに、たった一人でも「転校生」が入るのですから、組織は不安定にな

ってしまいます。


「ぬかみそ」にキュウリやダイコンを入れると、しばらくすると漬物にな

ります。それと同じように転校生もいつの間にか仲間になっているもので

すが、美味しい漬物にするためには、「ぬか」を定期的にかき混ぜてあげ

る必要があるのと同じように、人の場合も組織に何らかの刺激を与えるこ

とによって、仲良くなっていくことが出来ます。運動会や、遠足、学芸会

といったものは仲良くなるのに良いきっかけです。


また「ぬかみそ」は、野菜からのエキスを吸いながら、より美味しい糠床

へなっていくのと同じように、転校生が子供たちの組織の中に溶け込んで

いくということだけでなく、元々ある組織自体も転校生の影響で微妙に変

化していくことも忘れてはいけません。


そんなことを思い出しながら、日本人しかいない日本企業と、言葉もあま

りうまく通じない外国人従業員との関係がどうあるべきか考えてみて下さ

い。皆さん、意外に経験済の「異文