top of page
  • 執筆者の写真operator

異文化コミュニケーション的交渉術(出雲大社)

出雲大社に祀られている『大国主神(おおくにぬしのかみ)』のことをご存

知でしょうか?

ウィキペディアによるとこのようなお話があるそうです。


>>須佐之男命(すさのおのみこと)の娘である須勢理毘売命(すせ りびめ

のみこと)との婚姻の後にスクナビコナと協力して天下を経営し、禁厭(ま

じない)、医薬などの道を教え、大物主神(おおものぬしかみ)を祀ること

によって葦原中国(あしはらのなかつくに)の国作りを完成させる。 >> >>だが、高天原(たかあまのはら)からの天照大御神(あまてらすおおみか

み)の使者に国譲りを要請され、対話と武力を交えた交渉の末に幽冥界の主、

幽事の主宰者となった。 >> >>国譲りの際にかつて須佐之男命から賜って建立した「富足る天の御巣の如

き」大きな宮殿(出雲大社)を修復してほしいと条件を出したことに天津神

(あまつかみ)が約束したことにより、このときの名を杵築大神(きづきお

おかみ)ともいう。 >> >>『古事記』に、国作り、国譲り等の神話が『古事記』と『日本書紀』に記

載されている。


簡単に言うと、『大国主神(おおくにぬしのかみ)』は日本を統治したが、

『天照大御神(あまてらすおおみかみ)』にその国を譲れ(出ていけ)と言

われ、その交渉(武力を含む)に敗れた『大国主神(おおくにぬしのかみ)』は、

だったら『大きな宮殿(出雲大社)』を修復しろ!といって出来のが出雲大社

と言うことになるかと思います。


実際に出雲大社に参拝すると、『大国主神(おおくにぬしのかみ)』の祀られ

ているところは、部屋の奥の奥であることからしても、太古の昔、無念の歴史

があったのではないかと想像してしまいます。

このように交渉とは、場合によっては相手の権利を徹底的に奪ってしまうこと

もあります。その際に、最大限『相手の心を汲み取ってあげる』ことで、相手

に『涙を飲んでもら』い、それ以上にお互いが傷つく交渉(武力を含む)を長

引かせない道を選択してもらう。


大局の視点から、私心を捨てて、平安を導く...。

そんな交渉も世の中にはあるのでしょうね。

島崎ふみひこ 異文化コミュニケーション研究所(R) https://www.globalforce.link/ 日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用



閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page