99に屈する日本人観

アメリカ人と会話していると、とんでもない主張をしてくるときがありま

す。100人中99人は絶対に反対するであろうと本人もわかっているので

すが、それでも私はそれが正しいと思うと本気で思っています。


さらにすごいのは、反対する99人の人たちが、そんなたった一人の意見を

きちんと聞く耳を持っていることです。


もちろん、理不尽なことは通りませんが、その99人の人たちは、別の意見

を持っているその貴重な一人を排斥しない。


時として、人はその「一人」になってしまうことがあります。


そんなとき日本人は、自分の意見を言うことをためらいます。言わないこと

が賢い判断だと思ってしまいます。


それでも勇気を出して、自分の意見を話すと周りからは「空気の読めない奴」

扱いをされ、無視されてしまいます。


よって私たち日本人の多くは、「多数意見は私の意見」という、良くわから

ないロジックを体内に埋め込んでしまいます。


これは直すべきことです。


まずたった一人の意見であっても、「空気の読めない奴」として排斥をする

風潮を止めること。そして、小さな勇気を讃える必要があります。


たとえば日本では憲法論争について、議論すること自体が良くないことだと

思っている人たちが多い。でも、実際に話をしてみると戦争は良くないけど、

議論をすることは必要だと思う人が大半です。


しかし、なぜかそれさえも口に出さない。なぜなら、他の99人の人たちを

意識するからです。また、中途半端に議論などすれば、その99人の人たち

に、意図しない方向へ話を進められてしまうに違いない、だったら「さらに

悪くなる」よりも、「多少悪い」今のままで良いと考えてしまう。


これでは何の進歩もありません。


これが日本の中だけであれば、皆がその文化で育っているので良いでしょう

が、まだまだ原始的な弱肉強食の匂いが残っているグローバルな世界におい

ては、喰われることはなくても、隷属させられてしまいます。


99人を説得する勇気を持てる国民にならなければなりません。 隷属されることでストレスが溜まって爆発して暴挙に出るようなことはあっ

てはなりません。


グローバルを知り、私たちの文化を見つめることで次のステップに踏み出せ

ます。


異文化コミュニケーション研究所(R) https://www.globalforce.link/ 日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用




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