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戦闘服

人類の歴史は、紐解いてみると「戦い」の連続のように感じます。

未だにして、戦争や紛争が絶えず、多くの人たちがその渦中で悲惨な生活を

強いられています。


そのため誰しも戦争はダメ!と思うのに、国連は、前大戦の戦勝国が拒否権

を発動すれば他の国すべてが賛成していることでも「拒否」できるのですか

ら、『拳銃の銃身に絹の布をぶら下げている程度』の役割しかないように思

えます。


とはいえ、日本も戦国時代の末、今の国家が出来上がってきたのですから、

地球上の国家間も同じような道を歩んでいくことを祈るばかりです。でも何

百年掛かるのでしょうね...。


さて、そんな戦(いくさ)で、戦士たちは、それぞれの国の「大義」のため

に、命を懸けて戦います。彼らが着る服が「戦闘服」。この服には、様々な

思いが込められていると思うのです。


単に、「勝つという目的のために着る服」ではないと思いませんか?


ケガを最小限にしてあげたい、寒さをできるだけ防いであげたい、球が当た

らないでほしい、生きて帰ってきて欲しい、...。そんな思いが、ひと針、ひ

と針に込められていると思います。


良く紹介するのですが、たしか「坂の上の雲」の中に書かれていたことに、

日本軍は海戦に当たり全員が真っ白な服を着て戦いに臨み、一方、ロシア軍

は汚れても良い服を着たというのです。


死ぬかもしれない戦いに臨む際に、汚れても良い服なんて着たくないですよね。

真っ白な、青空に浮かぶ雲のような、そんな服を着たい...。


ありがたいことに、今のところ、日本は平和です。

今に至るまで、命を懸けてくれた先人たちに心から感謝をします。


私たちは、戦場にはいませんが、生きるという戦いの真っただ中にいるという

ことも事実です。永遠に続くように錯覚する命も、いつ、なんどき、終わるか

分からないのも事実です。


そう考えると、いつでも、その瞬間、瞬間を大切にして「真っ白な戦闘服」を

身にまとっていたいと思います。



島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用




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