top of page
  • 執筆者の写真operator

値札

私たちが買い物をするとき、必ず「値札」を見ます。

「値札」には、その品物の価格が書かれています。


お客は、その金額を見て「高い」「安い」「お得」「そんなもの」といった

「認識」をしてその商品の購入を決めます。(もちろん、超お金持ちの人に

とっては、価格など気にせずにお買い物をする人もいるかと思いますが、そ

れは例外。)


その価格に対する「認識」と「購入」との相関関係は、かなり変動的です。


ある意味、お客はかなりアバウトな金銭感覚を持っており、商売をする人は

その相手に購買行動を促すことは、「価格」だけではコントロールすること

は難しいということです。


どんなに高くても、買うときもあれば、どんなに安くても、買わないときが

あるからです。


さてそれでは「値札」がなかったらどうでしょう?


「売りたい人」と「お客様」との『せめぎ合い』がそこには起こります。


コミュニケーションがそこには発生し、「売りたい人」にとっては最高値を

目指し、「お客様」は最安値を目指します。


物々交換的に考えれば、「お金」という品物を「商品」と交換するのに近い。

つまり、「お客様」にとっての「お金」に対する価値観が重要になります。


上手な商売人とは、お客様の期待感を高め、その商品への価値観(ワクワク感)

を最大限にして、お客様の「お金」とこちらが販売したい「商品」とを交換す

ることができる人です。


ビジネスを開始する人は、一度「値札」を外して、この駆け引き、せめぎ合

いで勝てるように訓練すると良いでしょう。


ただお客様の「価値観」だけに目が行くと、己の「価値観」が揺らぐことに

は注意が必要です。そうなると自滅してしまいます。ご注意を!



島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

https://www.globalforce.link/

日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用




閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page