Short Message

《2020年》

 

globalforce.link通信

1.配属先とうまくいかない

将棋の駒に例えてしまうと失礼かもしれませんが、高度外国人財は入社して早々は「桂馬」のような動きをします。新人教育の担当者としては従順な「歩兵」を望むのでしょうが、予想外の動きをします。でも、そこで「君も歩兵のようにしなさい」と指示をしないことです。彼らはとても頭が良いので、直ぐに従順な「歩兵」になってしまうからです。教えた通りの仕事をこなす程度の人財にしておくのはもったいない!

 

摩訶珍(まかちん)の高度外国人財

 

是非そんな彼らを使いこなせる日本企業になっていきましょう。

 

それから採用する際に、あまり甘やかさないことも重要です。優秀な彼ら(彼女ら)は、「できないのは周りの環境が悪いからだ」と平気で言ってきます。英語のマニュアルがないとわからない「会社の準備が足りない」と、こちらがイライラするようなことを言ってくるときがあります。

 

さて、あなたならどうしますか?

 

当研究所が、ある会社さまにアドバイスをしたのは「マニュアルを作るのも君の仕事だ」というものです。君の後任が来る前に、完璧な状態で迎え入れたいので、何が足りないのか、何が必要なのかを整理して、マニュアルを作るようにするのです。正解が分かっているような簡単な仕事は君にはもったいない。期待しているよ!君のアドバイザーは〇〇さんだ、アドバイスが必要な時には質問をするように。

 

いかがですか?

2.就労期間が短い

日本の大学は《入るに難し出るに易し》で、海外の大学とは真逆です。アメリカやイギリスの大学の図書館は不夜城のようです、大学生たちが必死に勉強しています。

 

それと同様に、日本の大学生は『入社』することに最大の力点を置きます。そして入社してしまえば、出世競争に入るまでの暫くの間(数年間)は《のほほん》と過ごす傾向があります。まるで田植えが終わったら収獲の秋までのんびりする農耕民族のようです。

 

一方で、外国の大学生たちは、狩猟民族的に獲物を得ることができなければ「飢え死に」してしまうという強迫観念を持っていると思ってください。そんな彼らに、入社して数年間を《のほほん》と過ごすなんて意識はありません。

 

狩猟民族の血が流れている高度外国人たちは、走り続けなければ体力が落ち、獲物を得ることができないことをDNAレベルで知っています。日本企業は、そんな彼らに充分な「安心感」を持たせることができているでしょうか?

 

またグローバルな世界は、狩猟民族の世界でもあります。神風が吹く日本は、海に守られ平和な国だったのは昔の話です。今は国境を越え武装したグローバル企業がハイエナの如くやってきて、《のほほん》としたマーケットから日本の中小企業を追いやっています。そんな世界を今までのような《のほほん》とした経営戦略と人事管理でやっていけるのか?

 

考えるのに良い機会です。

3.査定結果に納得がいかない

目が輝いている若く元気のある人たちからは、エネルギーをもらえます。
私たちが想像もつかないような未来を、これから切り開く「若き獅子たち」です。

特に、海を渡り、希望に胸躍らせて日本にやってきた学業優秀な留学生たちは、底知れぬ可能性を秘めています。


彼らは、日本という国に憧れ、従業員を大切にする日本企業を尊敬し、日本で働く「自分」を夢見ています。

 

ただ文化が違うというのは、受け入れる日本企業にとっては厄介なことで、こちらが頭を下げているのに握手を求めてくるようなもので、違和感を感じるものです。

 

ダイバーシティとは、多様性です。多様性とは、正直、扱いづらいものです。
ですが、その「小さなハードル」を、微笑ましい驚きとして受け入れることさえできれば、次のステージへのワクワク感を持てるようになります。

 

子供の質問と同じで、悪気はない質問です。

こちらが心を開けば、子供が学習するのと同じように馴染んでいきます。

4.新人教育の仕方

よく外国人の新人教育に関するアドバイスを求められます。

 

日本企業の多くは、新卒の一括採用をして、集団教育を施した後、それぞれの配属先に行くという方法を取りますが、そこで私たち日本人は、無意識のうちに『画一化』を望んでいます。

 

回れ~右!というと全員が息を合わせて動き、一糸乱れぬマスゲームのような動きをさせる。そして配属先には、ネクタイの色の違い以外はほとんど差のない、個性を埋没させた人材を供給することが新人教育の傾向です。

 

日本での生活が短い外国人にとって、基礎知識、社会人・組織人としてのマナーやルール、会社の経営理念・歴史・文化、等々はとても重要です。しっかりする必要があります。しかし、それを横並びでしないことが重要です。

 

野菜の「種」を見たことはありますか?
小さな粒々の種は、知識がなければ、それぞれの種からどんな野菜ができるのか、種だけを見ただけでは分かりません。でも、美味しい野菜をたくさん収穫したいのなら、種を植える段階から、個別にいろんなことをしなくてはなりません。たとえば、深く掘らないといけなかったり、水をたくさん上げないといけなかったり、肥料の配分や設置場所に工夫しなくてはいけなかったり、種に合わせていろいろなことをする必要があります。

 

人も同じで、種の状態から、いろいろとやるべきことが異なります。特に、高度教育を受けてきた外国人の新人の場合、単に横並びで教育しても期待通りには育ってくれません。

 

幸い、種と違い、人はコミュニケーションが取れます。徹底的にコミュニケーションを取り、その本人の人物像をイメージして必要な施策を講じることが大切です。

5.年休を使い切りたい

昭和の人。そんな呼ばれ方をする時代が来ている気がします。

 

♬ 24時間働けますか?ビジネスマン、ジャパニーズビジネスマン ♬

 

学生時代は髪の毛を伸ばして、アルバイトや合コンと楽しい時代を過ごしても、社会人になった途端、会社のために人生を捧げるといった人生観が「昭和の人」にはありました。あれから30年、平成の時代が過ぎ、令和の時代に突入してみると、全く違った人生観があるような気がします。

 

ボランティア活動のために有給休暇を使う若者たち、ガツガツ働くことよりも、自分の人生にとって意味のある仕事をしたいと考えています。そんな自由な発想を羨ましくもあり、受け入れがたくも感じます。

 

この日本でも外国人たちが普通に働き始めたことでも、グローバルの一部として私たち日本もあるのだと感じます。昭和の人として彼らとどう接したら良いのか?難しい課題のように感じますが、ある意味とっても簡単だとも思います。それは、彼らを信じること、彼らがこれから築き上げる未来を信じることしかないからです。

 

ピラミッドの石に書かれた落書きってご存知ですか?紀元前数千年前に書かれたものです。そこには『最近の若い者は...』という愚痴です。

 

自分の価値観で悩むのは止めましょう。

未来を築き上げる人たちに任せれば良いのです。

6.突然のダイバーシティ指令

コロナウィルスの感染蔓延によって、日本だけではなく世界中が突然新たなフェースに突入した感がありますよね。世の中がグローバル化したと思ったら、今では飛行機さえまともに飛んでいない。仮に相手の国に行っても、2週間は隔離されて、また日本に帰国しても同じように2週間の隔離。こんなんじゃ仕事になりませんよね。

 

これからどんな社会に変化していくのか、誰にもわかりませんが、でも何か手を打たないと次のフェーズで生き残るのは難しくなるのだろうと思います。

 

最近「ダイバーシティ」の活用を言い出し、突然プライオリティを上げて実施する企業が出始めています。もちろん、当異文化コミュニケーション研究所としては、Very Welcomeなのですが、なんか「会社の救世主」、「売上改善の特効薬」のような扱いをされている企業に対しては、はっきり申し上げることがあります。

 

ダイバーシティは万能薬ではありません。

 

それに、ダイバーシティの導入でその成果を得る前には副作用がある場合が多く、それを乗り越えないと結果的に「やるべきではなかった」となってしまうことが多々あります。

 

1. なぜ「ダイバーシティ」を導入するのか?
2. どんな成果を期待して「ダイバーシティ」を導入するのか?
3.「ダイバーシティ」を導入するための準備を何かしていますか?

 

さて、あなたの会社ではその議論を十分にしているでしょうか?
ネガティブな気持ちになる必要はありませんが、何の準備もせずに突然扉を飛び出して旅に出るようなことは辞めましょう。旅のない人生より、旅をした方が絶対に良いですが、より良い旅にするための準備だけはしておきましょう。

7.私には責任がありません

外国人従業員を雇って、日本人上司に一番嫌がられる言葉が

「私には責任はありません」という言葉です。

 

「担当者は君だろう!なんでそんな言い訳を言うんだ!」と怒りまくる上司をよく見ます。でも高度外国人財は、私たち日本人のいうところの『言い訳』をしてる気持ちは全くありません。自分のコントロール外のことに対して責任があるなんて全く思っていないからです。

 

しかし、日本人にとってはこの考え方は納得いかないものです。

しかし「叱る」と「怒り」は全く違います。私たちからすれば無責任的な発言に怒りを感じるのはわかりますが、まずは心を静めて下さい。ここで怒れば、「悪いのは自分ではないのになぜそんなに感情的になって怒るのか分からない!」と、彼らの心の中に『わだかまり』を作ってしまいます。それでは、更に別の問題を生むことになってしまうからです。問題が解決してから「叱って」あげることが寛容です。

 

この問題が生まれる理由は、私たちの仕事観を事前に教えておかないからです。彼らのイメージしている「責任」は、私たちが通常使う「責任」のニュアンスと全く違います。高度外国人的には、責任があるということは問題が起こった際に『君は責任を負って辞めてくれ、これでクビ』と言われるものだと思っています。こちらは、これっぽっちもそんなことを思ってもいないのにです。ですから、その違いをきちんと伝えてあげることが重要です。

 

日本人は、仕事を受けるとは、その後に起こるすべての事象は自分の責任において対処するという考え方ですが、外国人は違います。ジョブディスクリプションの考え方から来ているものですが、自分のすること以外、他の理由については「責任外」という発想をしているのです。

 

でも、彼らも日本的な仕事の仕方さえ理解していれば、トラブル対策も含めてきちんと仕事をしてくれます。大丈夫です。

8.許可得たのに、なぜ怒る?

身長が2mを超える外国人の方はたくさんいます。

体重も100kgを超えてお相撲さんのような体形の方もたくさんいます。

 

体形で人選(採用)する会社はないと思いますが、突然そんな外国人と一緒に仕事をするようになると、初めはみんな「大きいな~」と驚くものです。

 

さて、とある会社さんでの出来事です。

 

大きな体の外国人が採用されました。そんな大きな体を持つ彼にとって、日本人仕様の「小さな机」と「小さな椅子」は難儀なものです。特に椅子からは大きなお尻がはみ出てしまいますし、腰にも良くない、椅子も耐え切れずギシギシ音を鳴らします。

 

そこで庶務課に、大きな椅子を買ってくれとお願いをしましたが、杓子定規な返答で「新入社員は皆さんこの椅子と机を使っています。あなただけ特別扱いするわけにはいきません。」との返事。

 

それでも仕事に支障をきたすため、その外国人従業員は上司に懇願したそうです。上司も納得し、庶務に掛け合ってくれ「会社では買えないが、ご自身で自分の体に合うサイズの椅子を準備するのであれば許可します」ということで話がまとまりました。

 

さて、数日後、大きな箱に包まった椅子が会社に到着、それが『アーロンチェア』。

 

たしかに大きく、彼の体も支えることのできるしっかりした椅子です。しかし、そのフロアーの誰よりも「高価で豪勢な椅子」を最近入社した彼が座ることに、周りからの冷たい視線が注がれてしまい、あちらこちらから陰口が...。

 

「たしかに許可しました、でも、そのくらいの配慮はあるべきでしょう!!」庶務課は怒り心頭。その外国人従業員は、その大きな体を小さくして叱られながら「でも自分で支払ったし、許可してもらいました...」と涙目です。

 

さて、そんな事態になったら、あなたの会社はどう対処したらよいでしょう?

どちらも悪い訳はありません。ただ、どちらにも微妙な意思疎通の不備による「非」がある。必要なのは、大岡裁きです。

 
 
 
 
 
 
 
 

8.許可得たのに、なぜ怒る?

身長が2mを超える外国人の方はたくさんいます。

体重も100kgを超えてお相撲さんのような体形の方もたくさんいます。

 

体形で人選(採用)する会社はないと思いますが、突然そんな外国人と一緒に仕事をするようになると、初めはみんな「大きいな~」と驚くものです。

 

さて、とある会社さんでの出来事です。

 

大きな体の外国人が採用されました。そんな大きな体を持つ彼にとって、日本人仕様の「小さな机」と「小さな椅子」は難儀なものです。特に椅子からは大きなお尻がはみ出てしまいますし、腰にも良くない、椅子も耐え切れずギシギシ音を鳴らします。

 

そこで庶務課に、大きな椅子を買ってくれとお願いをしましたが、杓子定規な返答で「新入社員は皆さんこの椅子と机を使っています。あなただけ特別扱いするわけにはいきません。」との返事。

 

それでも仕事に支障をきたすため、その外国人従業員は上司に懇願したそうです。上司も納得し、庶務に掛け合ってくれ「会社では買えないが、ご自身で自分の体に合うサイズの椅子を準備するのであれば許可します」ということで話がまとまりました。

 

さて、数日後、大きな箱に包まった椅子が会社に到着、それが『アーロンチェア』。

 

たしかに大きく、彼の体も支えることのできるしっかりした椅子です。しかし、そのフロアーの誰よりも「高価で豪勢な椅子」を最近入社した彼が座ることに、周りからの冷たい視線が注がれてしまい、あちらこちらから陰口が...。

 

「たしかに許可しました、でも、そのくらいの配慮はあるべきでしょう!!」庶務課は怒り心頭。その外国人従業員は、その大きな体を小さくして叱られながら「でも自分で支払ったし、許可してもらいました...」と涙目です。

 

さて、そんな事態になったら、あなたの会社はどう対処したらよいでしょう?

どちらも悪い訳はありません。ただ、どちらにも微妙な意思疎通の不備による「非」がある。必要なのは、大岡裁きです。

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