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ハイパーインフレ

新型コロナの出現で、映画や本でしか見たことのない「パンデミック」の世界が突然出現しました。

幸いなことに、エボラ出血熱のように、致死率が非常に高いものではなかったので、ある意味、良かったと思いますが、それにしても、世界中を巻き込む大惨事が実際に起こるんだということを目の当たりにしていると感じます。

さて、それと同様に国家財政が破綻するということが、かなり前から言われております。たとえば、日本という国は、今現在、膨大な借金を抱えています。それは恐ろしい勢いで増えています。

その行きつく先は、「ハイパーインフレ」だと言われています。

お金の価値が下がり、結果的に、モノの値段が急激に高騰する状態です。

多くの知識人や学者の皆さんが、危機を叫び続けているのですが、なす術もなく、私たちは生活をし、「パンデミック」と同様、他人事、別世界にあるように感じています。

でも、「パンデミック」はやってきたわけです。

と、言うことは「ハイパーインフレ」だって、いつやってくるのか分かりません。あんぱん一個が3万円になったら…、恐ろしいですよね。

事実、ブラジルでは1986年から1994年までの8年間に、2兆7500億分の1のハイパーインフレーションが生じたそうです。想像できますか?そんな世界では、朝と夕方では、商品の価格が変わるそうです。驚きです。

さて、そんな世界が来るかもしれないとするなら、私たち庶民はどうやって防衛したらよいのでしょう?

それぞれの立場、住んでいる場所で、対策は異なってくるのでしょうが、少なくとも、人と人がいがみ合うことのないように、助け合う関係をご近所との間で作ることだけはしておきたいですよね。

人類は今まで、そうやって危機を乗り越えてきたのですから…。

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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